冷え性を改善するためには、毎日の生活を見直すことが大切です。まずはバランスの良い食事をとることが重要です。また、それと同じように重要なことに、適度な運動があります。
冷え性の人は、血液を循環させる力が弱くなっています。運動には、血液を送り出すポンプを強くして、血液の循環を良くする効果があります。血液を送り出すポンプとは、心臓、そして足の筋肉です。足の筋肉がポンプ?と、何だか不思議に思われるかもしれませんが、心臓が血液を送り出すと、足の筋肉が収縮して、上半身に血液を送り返す力が働きます。運動不足の人は、この2つのポンプの力が弱くなって、血行が悪くなってしまっています。
また、冷えた体を温めるのは、筋肉の働きによります。寒いと、体がブルブル震えることがあると思います。これは、筋肉が、体を温めるために、自然に動いている状態なのです。全身の筋肉の7割が、足の筋肉と言われています。運動不足で筋肉量が少ない状態では、いくら厚着をしていても、体がなかなか温まりません。
運動して、血液循環を促し、温まりやすい体を作ることが、冷え性改善につながっていきます。運動には、いろいろなものがあります。ハードなものでなくても、十分に効果があります。毎日の生活の中で、歩く量を少し増やしたり、仕事や家事の合間に、簡単なストレッチをしたりしてみてください。
また、就寝前にストレッチをすると、血行が良くなり、体温が上がり、質のよい睡眠をとることができます。寒くてなかなか寝付けないという人は、ぜひ試してみてください。
冷え性と眠りは、大きく関係しています。人の体温は、1日のうちで朝起きる前が最も低く、起きてから次第に上昇し、夜になると下がってきて眠くなります。どうして夜になると、体温は下がるのでしょうか。人は、体温を下げることで、基礎代謝を抑制して脳を休ませようとします。
しかし、冷え性の人は、うまく体温を下げることができません。体温を下げる時は、血管を拡張させて、血液を皮膚の表面に集めて放熱します。しかし、冷え性で、血液の循環が悪くなっている人は、皮膚からの放熱がうまくできません。そのため、夜になっても、体温が下がりにくい冷え性の人は、なかなか眠りにつけないということになります。
また、冷え性の人は、寒さや冷えを感じやすいので、寒くてなかなか眠れないという人もいます。ぐっすり眠るためには、冷え性を改善する必要があります。冷え性は、食事や運動によって改善することはできます。しかし、しっかり改善するには少し時間がかかります。
冷え性である人が、心地よい睡眠をとるには、どうしたら良いのでしょうか。まず、寝室の環境を整えておくことが大事です。快適に眠ることができる室温というのは、18℃~23℃程度です。寒いからといって、高い温度に設定しておくと、眠る前の体温の低下が阻害されてしまう可能性があるので、注意してください。また、就寝前には、暖房器具を消しておくことをおすすめします。
寝具選びにも気をつけてみましょう。保温性、通気性に優れた寝具を選びましょう。掛け布団として優れているのは、やはり羽毛布団です。軽いので、布団の上げ下ろしも楽です。敷き布団としては、クッション性のある羊毛布団がおすすめです。寝具は毎日使うものなので、質の良いものを選んでいただきたいと思います。
冷え性と食べ物は深く関係しています。冷え性で悩んでいる人は、食生活を見直して、冷え性改善に努めましょう。
食べ物は、体を温める機能がある「陽性」の食べ物、そして、体を冷やす「陰性」、どちらにも属さない「中性」の食べ物とに区別できます。陽性の食べ物だけを食べれば良い、というわけではなく、バランスの良い食事をとることが一番良いことです。冷え性改善には、陽性の食べ物を中心にして、陰性、中性の食べ物も少しずつ取り入れるようにしましょう。
陽性の食べ物には、どのようなものがあるのでしょうか。体を温める、陽性の食べ物は、寒い土地でできる野菜が多いです。代表的なものは、しょうが、ねぎ、にんにく、ごぼうなどです。旬の野菜は、栄養分も豊富なので、積極的に食べるようにしてください。
体を冷やす陰性の食べ物は、陽性の食べ物とは逆に、暑い土地でとれる野菜が中心です。代表的なものには、トマトやきゅうりなどがあります。同じ野菜でも、生で食べるよりも、加熱して食べる方が、冷え性改善のためには良いです。スープや味噌汁で、野菜をとるようにすると良いでしょう。
この他にも、現代人が好んで食べる砂糖や合成甘味料、スナック菓子、チョコレートなども、陰性の食べ物です。血液もドロドロにして循環を悪くさせるので、食べ過ぎには注意しましょう。それでも、甘いものは美味しいものです。どうしても食べたくなったら、さつまいものおやつはいかかでしょうか。さつまいもは、血行を良くして、体を温かくしてくれる食べ物です。冷え性対策には、最適の食べ物なので、焼き芋などにして美味しくいただきましょう。
冷え性を改善するには、毎日の食生活を見直すことが重要です。体を温める食べ物を中心にした、バランスの良い食事をとることが最も大事です。また、食べ物を調理する時のスパイスにも、冷え性に効果があるものがたくさんあります。体を温める効果のあるスパイスを、毎日の食事に上手に取り入れてみてください。
料理をする時に良く使う「こしょう」にも、胃腸を温めて、調子を整える働きがあります。また、筋肉のしこりを取り除く作用もあるので、風邪のひき始めにもおすすめです。
最も体を温める効果のあるスパイスは、とうがらしです。とうがらしは、温湿布の成分にも使われています。食べると体がぽかぽかしてくるので、いかにも冷え性改善に良さそうなイメージがあると思います。とうがらしに含まれるカプサイシンがポイントです。カプサイシンには、体温を上昇させ、血液の流れも良くしてくれる作用を持っています。また、脂肪を分解するホルモンである、アドレナリンの分泌も促してくれるため、ダイエットの効果も期待できます。
とうがらしは、乾燥のものや、粉末状のものなどが良く売られています。毎日、食事の中に取り入れていくことは、なかなか難しいかもしれません。中華調味料である豆板醤や、チリソース、あるいは、七味唐辛子などを、積極的に使用してみましょう。毎日のメニューのレパートリーも増えるのではないでしょうか。
とうがらしを摂るときは、適量にしておきましょう。摂り過ぎると、胃に負担がかかってしまうので、注意が必要です。また、とうがらしは、お風呂で湯船に入れるのも良いとされています。ただし、皮膚の弱い人には刺激が強すぎるので、少なめにしておくようにしましょう。
冷え性を改善するためには、いろいろな方法があります。まずは、適度な運動、バランスの良い食事が重要であると言われています。しかし、逆に、「断食」も、冷え性には効果があるということをご存知でしょうか?断食なんてすると、栄養が足りなくなって、何だか冷え性には悪そうと思う人もいると思います。
冷え性は、血液の循環が悪くなることから引き起こされます。血液の循環が悪いということは、血液が汚れて、ドロドロになり、毛細血管でつまってしまっている状態です。断食することで、腸や胃が休まると、血液も綺麗になり、血液の流れが良くなります。また、体温が高くなって、免疫力もアップします。体の機能をリセットさせて、冷えに強い体作りをするわけです。
断食なんていうと大変そうで、自分にもできるのかなと不安になってしまうかもしれません。しかし、「プチ断食」なら、気軽にできると思います。プチ断食とは、1日だけの断食です。また、全く食べないわけではなく、野菜ジュースやお粥だけで過ごす日を作ることです。
プチ断食をしようと決めた日の前日は、夜9時以降は、食事を取らないようにします。断食日は、朝と昼は、食事の代わりに野菜ジュースを飲みます。にんじんやりんごを摩り下ろしたものなど、手作りの栄養あるジュースを1、2杯飲みましょう。そして、夕食には、お粥を、お腹いっぱいにならない程度に食べます。
1日だけなので、それほど苦痛ではないと思います。プチ断食をすると、体の中の老廃物が排出されて、すっきりします。定期的に行えば、体質が改善されて、冷え性改善にとても効果的です。ぜひ一度、チャレンジしてみてください。